7日間で380名、年末年始の8万円給付支援に相談殺到。安心して年始を迎えられない若者の厳しい生活
2021年12月6日、認定NPO法人D×Pは、親に頼れず年末年始の生活を乗り切ることが不安な10代~20代前半の若者最大250名に8万円の現金給付をするとして、SNS等で若年層に向けてお知らせしました。結果、わずか7日間で380名の若年層から給付を希望する声が殺到。年末年始を目前に、明日の生活も不安な声が届いています。(ご本人が特定されないように、実際の声を少し加工修正しております。)
年内に実施される政府の給付対象にならない19歳〜20代前半の若者の厳しい状況が伺えます。
収入状況の悪化や、食事が十分に取れなくなったなど、今の状態になった経緯や背景
現金給付を希望する人には、面談の前に年齢や所属などの情報とともに「収入状況の悪化や、食事が十分に取れなくなったなど、今の状態になった経緯や背景」を自由記述でお伺いしています。下の図は、年末年始の8万円給付を希望する人335名(2021年12/15時点)の自由記述から頻出単語順に大きく表示しています。
ライフラインの支払いが工面できないと、自殺を考えることが多い
家賃などライフラインの支払いが工面できないと、自殺を考えることが多いというデータがあります。『日本財団第 4 回自殺意識調査』報告書によると、1年以内に自殺念慮があった層のコロナ禍でのストレスの上位5つに、「精神的健康問題(うつ病など)の症状悪化」「同居する家族から感情的な暴言を吐かれること」「経済的に苦しく、家賃、光熱水費、食費などの生活費が工面できないこと」「就職/転職活動が困難であること」「睡眠が十分に取れていないこと」があがりました。
昨年2020年度は働く女性らの自殺増が顕著で、全体の自殺者数は前年比912人増の2万1081人とリーマンショックの直後以来11年ぶりに増加となりました。職業別では「被雇用者・勤め人」(381人増)、「学生・生徒」(140人増)の増加が目立っています。コロナ禍は、非正規雇用者や学生など経済的基盤や立場の弱い人に大きな打撃を与えています。
年末年始の連休は、孤立を深めやすい時期です
緊急事態宣言が明け、「アルバイトに入れるようになった」という声も聞いています。しかし、これまでの幾度にもわたる緊急事態宣言で崩れてしまった生活基盤を立て直すには時間も労力も必要です。年末年始は、さまざまな相談期間も閉まり、家族にも頼れない若者は孤立を深めやすい時期。まずは8万円の給付で年末年始の連休を乗り切ることができるようにサポートします。D×Pでは、年末12月31日までユキサキチャットを開き、ひとりでも多くの孤立する若者が安心して年始を迎えられる体制をつくります。
年末年始、困窮する若者250名に8万円の現金給付を実施するために、あと260万円が必要です。
2021年12月6日、認定NPO法人D×P(ディーピー)は、親に頼れない10代~20代前半の若者150名に8万円の現金給付を決定。最大250名までサポートできるように残り800万円の寄付を募集しました。しかし、相談者数は日を追うごとに増加。現在432名(12月20日時点)が給付を希望し、毎日給付を希望する若者と面談を実施している状況です。ひとりひとりの生活は厳しく、8万円の給付は急務です。
D×Pが行なう現金給付
D×Pでは、若年層が気軽に相談できるようLINEを使った相談事業「ユキサキチャット」を運営しています。届いた相談のうち、緊急でサポートが必要な10代・20代に対して、現金給付・食糧支援を実施しています。一時的に安心できる環境をつくり、継続して関わるなかで就職や福祉制度の利用などによって安定して生活できるようにサポートしています。
(※この支援は、応募したら必ずもらえるというわけではありません。相談の内容や状況によって決定します。公的なサポートにつなげられる方は優先してつないでいます)
「支援があって気持ちに余裕ができた」D×Pの給付を受け取ったゆなさんの声
Case 01
「3度目の緊急事態宣言時に、バイトのシフトが週1でしか入れなくなりました。コロナ禍で親も仕事を失い、家計が苦しい状態です。自分の学費が家計を圧迫していると思うと申し訳なくて。大学に入学したことを後悔しています。」D×Pの現金給付についてSNSで知り、ユキサキチャットにつながったひとり暮らしの大学生、ゆなさん(仮名)。すぐに給付を決定し、食糧支援も実施しました。
数字で見るユキサキチャットの取り組み
若者がみずからの命を絶ってしまう環境に置かないように。
わたしたちとともに支えてくださる方、ぜひよろしくお願いします。
あなたの寄付でできること
月1,000円のご寄付を1年間続けると、
孤立する10代1名に、ユキサキチャットでの進路・就職相談を1ヶ月間継続することができます。
月3,000円のご寄付を1年間続けると、
孤立する10代2名に、30食分の食糧支援を届け、ユキサキチャットでの進路・就職相談を1ヶ月継続することができます。
月10,000円のご寄付を1年間続けると、
孤立する10代2人に、60食分の食糧と生活費に使える給付金(3万円)を届け、ユキサキチャットでの進路・就職相談を1ヶ月間継続することができます。
いますぐ寄付をする
クレジットカードを使って今すぐ寄付を始めることができます!ともに10代を支えましょう。よろしくお願いします。
今回のみのご寄付(単発)、その他の金額での寄付はこちらからできます
クレジットカード決済について
ROBOT PAYMENT社のシステムを利用しております。同社では、シマンテックSSLサーバ証明書を採用しており、入力情報は安全な形で送信されます。お客様情報も暗号化され厳重に保管されるため、第三者に漏れることはございません。また、クレジットカード番号は、当団体には開示されません。
D×Pへの寄付は税控除の対象となります。
2015年6月8日付で、D×Pは大阪市の認定を受け「認定NPO法人」になりました。認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指します。認定NPO法人へのご寄付は、税控除の対象となります。D×Pへ寄付していただくと、最大約40%のお金が戻ってきます!
よくいただく寄付に関するご質問
- 寄付金はどのようにつかわれますか?
皆様からの寄付金は、公立の定時制高校での授業や居場所事業の実施、ユキサキチャットでの相談、食糧支援や現金給付など、様々な機会提供のためプロジェクトの活動費として使わせていただいています。費目別で見ると、「人件費」が主なもので、食糧など直接10代に届ける「給付支援費」にも充てられています。活動報告書のなかにある会計報告ページで詳細にご報告していますので、ぜひご覧ください。
活動報告書・会計報告を見るD×Pは、相談者や生徒ひとりひとりを支えるにはスタッフを支えることも非常に重要だと考えています。2022年4月にD×Pは全職員のベースアップを行いました。D×Pの人件費に関する考え方は以下をご覧ください。
お知らせ:認定NPO法人D×Pは2022年4月に全職員への賃上げを行いました。- 寄付はどのような方法がありますか?
クレジットカード、口座振替、銀行振込にて対応しております。その他にも様々な寄付の方法がございます。
使用できるクレジットカードは以下の通りです。
- VISA
- MASTER
- JCB
- AMEX
- DINERS
食糧品(日用品・マスクを含む)の寄贈は受け付けておりません。詳細は、「Q.10代に食糧を直接届けたいです。D×Pへお送りしてもいいですか?」をご覧ください。
- 法人としての寄付を検討しています。相談はできますか?
ご検討いただきありがとうございます。具体的なご相談については担当の熊井がご対応しますので、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
- 寄付する時に詳細な個人情報を入力しないといけないのはなぜですか?
寄付による税控除をご希望の場合、D×Pが発行する【住民票に記載のあるお名前・住所】が記載された領収書が必要になるからです。受け取った寄附金受領証明書で確定申告をしていただければ、税控除をお受けいただくことができます。
もし匿名でのご寄付をお考えの場合、詳細な個人情報は省略していただき、「匿名」とご記入くださいませ。- 領収書って何ですか?
D×Pは大阪市から認定を受けた認定NPO法人です。当団体へのご寄付は控除の対象となります。確定申告で領収書を添付することで、税制優遇を受けることができます。税制優遇に関する詳細はこちらをご覧ください。
- 確定申告の手続きはどうしたらいいですか?
確定申告の手続きの方法は国税庁のWEBサイトをご確認くださいませ。サイト上で書面を作成・郵送できるほか、最寄りの税務署で書面を入手することもできます。お手続きの具体的なご質問は、恐れ入りますが、最寄りの税務署までお問い合わせくださいませ。
個人情報について
ご登録いただきましたご住所・お電話番号・メールアドレス等の個人情報は、活動報告のためのメールマガジン送付、資料のご郵送、領収書のご郵送、お電話でのご確認のみに使用します。ご本人様の承諾なしに第三者に提供することはありません。
個人・法人の方で大きな額のご寄付をご検討されている方は、以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。担当から折り返しご連絡いたします。