この求人は募集終了いたしました。(2022年10月26日)新しい募集があった場合は、SNSやメールニュースでお知らせいたします。
こんにちは、認定NPO法人D×P(ディーピー)です!わたしたちは、10代の孤立を解決することをミッションに、学校現場などのリアルな場と、LINE相談「ユキサキチャット」などのオンラインで10代とつながる活動をしています。コロナ禍では、困窮する若年層に食糧支援や現金給付も実施。福祉制度の申請等のサポートも行い、行政の相談窓口に辿り着けない10代の最初の相談の場にもなっています。
しかし、オンラインと言いながらもD×Pの内部にITの知識が豊富な人がいない状況です。
ユキサキチャットは、現在8,000名の登録者を抱え、年内にも登録者は1万人を超える可能性があります。若年層からの相談を受けられるように、ITを使って業務効率化を図りたいと考えています!整備しなければならないことだらけで驚かれると思いますが、この状況を楽しめる方、ぜひ一緒に働きましょう!
D×Pが取り組む社会課題
わたしたちが取り組む社会課題は、10代の孤立です。10代の孤立は、不登校・中退・家庭内不和・経済困窮・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こります。D×Pは定時制高校での取り組み(オフライン)とLINE相談(オンライン)で、全国の10代と出会いサポートをしています。
ITの力で10代の相談窓口を支える、社内SEの仕事
-
ユキサキチャットの業務プロセス改善(自動化を含む)
LINE相談窓口「ユキサキチャット」では、LINEのAPI連携システムを使い相談員に担当を割り当てて相談者ひとりひとりとやりとりをしています。しかし本来自動化できるはずのものが手動で行われていたり、IDが一環しておらずバラバラで管理されているという課題があります。社内SEの仕事は、ユキサキチャットの業務プロセス改善を通して相談対応のキャパシティを上げることで、より多くの相談対応をできるようにすることを目指します。 -
開発者とD×Pの間を取り持ち、要件定義を担う
業務プロセス改善では、必要に応じて新しいシステムを導入する必要があったり、もしくは一部の開発が必要になる場面もあるかもしれません(開発が必要な場合は、別途ベンダーに発注することになります)発注先を選定し、ベンダーとやりとりをして、D×Pとエンジニアとの間に立って要件定義を担います。業務プロセス改善にともなう社内調整は、マネジャーなど他のスタッフとともに進めます。 -
組織の成長フェーズに応じたIT戦略立案など
ジョインして半年から1年はユキサキチャットの業務改善を主な業務としますが、コミットしていただけるお時間やご希望により、組織の成長フェーズや全体の事業に基づいた中期的なIT戦略立案を経営企画と議論・立案したり、一部の社内SE業務についてアドバイスをいただいたりといった業務のご相談もしたいと思っています。D×PはIT戦略についての方向性は定まっていない状況であり、共にプランをつくって実行していきたいと思っています。
D×Pスタッフが大切にする4つの姿勢
全ての姿勢に共感し、体現しようとする人が働いています。
-
否定せず関わる
相手や自分の価値観やあり方を否定せず、背景に思いを馳せて関わろう。「否定しない」と「関わる」の両方を大切にし続けたとき、だれかの可能性がひろがる環境が生まれる。 -
ひとりひとりと向き合い、学ぶ
「◯◯の人たち」とまとめることなく、ひとりひとりに向き合おう。年齢や性別、社会的な肩書で決めつけず、それぞれのバックグラウンドを持つ人から学ぶ姿勢を持ち続けよう。 -
オーナーシップを持つ
実現するのは、どこかのだれかではなく自分自身。自分の中に湧いた違和感に素通りせず、納得いくまで仕事をしよう。アイディアもいいけど、実現に向けて自ら一歩を踏み出そう。 -
翻訳者になる
世の中の多数の人に届かない、声なき声に気づいてすくいとろう。わかった気にならず、「現場」に足を運び肌で感じよう。そしてだれかに伝わる言葉に変える翻訳者になろう。
代表メッセージ
ユキサキチャットの業務効率化は目下の課題です。
これまでD×Pでは、何か課題があったときにスタッフの個人技によって解決してきた面がありました。それはとても有難いことだったのですが、今後はテクノロジーを使って効率化することを目指していきたい。効率化により、スタッフがひとりひとりの10代に向き合える環境をつくりたいと思っています。また、業務フローを整備することで、データが蓄積される体制もでき、当団体が「10代の孤立問題」における現場の最前線で受け取った情報を、国や自治体に発信しやすい体制もつくることができます。テクノロジーを活用して10代が孤立しない社会を一緒につくっていきましょう。
今井 紀明
認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長
1985年札幌生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)卒。神戸在住、ステップファザー。高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学進学後友人らに支えられ復帰。偶然、中退・不登校を経験した10代と出会う。親や先生から否定された経験を持つ彼らと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。
経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい10代が頼れる先をつくるべく、LINE相談「ユキサキチャット」や定時制高校での授業や居場所事業を行なう。10代の声を聴いて伝えることを使命に、SNSなどで発信を続けている。
募集要項
業務内容 |
|
---|---|
対象人物像 | ・D×Pが掲げる理念や「4つの姿勢」に共感できる方で、かつ自分ごととして実現に強くコミットしていきたいと思う方 ・D×Pの内部にITの知識が豊富な人がいない状況です。これまで他部門スタッフが兼任しながらだましだましやってきました。仕事をはじめたら「荒れ地に来たな…!」「ここも手動なのか…!」と驚かれるのではと思います。すごく大変だと思うのですが、そんな状況を楽しんで臨機応変に動くことができる方 ・相手ことを否定せずしっかり聞くことができ、対話ができる方 ・解決策が提示できる方(情報収集ができ、合理性と倫理に基づいた複数の選択肢を、各々のメリット、デメリットや予想される結果とともに示すことができる方) |
応募資格 | ・社会人経験が3年以上ある方 ・社会人マナー・PCの基本的操作の理解や、基本的なビジネス文章を作成できる方 ・部門間をまたいでコミュニケーションをとりつつ、要件定義をしてエンジニアやベンダーに発注し、納品した経験をお持ちの方 |
推奨資格 | 推奨経験:部門間をまたいでのコミュニケーションや要件定義・発注をマネジメント的な立場で担われた方、そのプロジェクトで成果を出されたことのある方。 推奨資格:基本情報技術者試験、応用情報技術者試験 |
活動場所 | 在宅勤務可能 ※ただし、個人情報が守られる環境づくりをお願いしています。会議などでの話し声が同居人の方に聞かれないようなスペースが確保できることが条件となります。 |
契約形態 | 業務委託契約(2023年3月までを想定し、随時契約更新の相談可能) |
契約金額 | 業務内容に応じ、月額25万円から40万円を想定 |
賞与物 | PCの貸与が可能です(Mac/Windowsどちらでも可) ※その他、Wi-Fi環境等はご自身でのご準備をお願いしています。 |
募集人数 | 1名 |
社内環境 | ・Chatwork ・Google Workspace(主にDrive、Mail、Calender) ・Salesforce(現状、寄付者・ボランティア管理のみに使用) ※一部GASでの連携・通知設定や自動化処理を行っているものがあります ※試験的運用でタスク管理にAsanaを使っています |
採用フロー
-
エントリーフォームとPCスキルチェックシートのご送付 ▶その後書類選考
-
1次面接(模擬相談)
模擬相談と改善提案:実際にユキサキチャット事業部のマネジャーから現状の課題をヒアリングし、それに基づいて改善案をまとめて提出します。 -
2次面接(理事入谷、スタッフ小田)
提案いただいた案に基づいて、ユキサキチャット事業部のメンバーを交えてお話します。 -
3次面接(代表今井)
代表今井と面接を行います。※必要に応じて面接や課題を付け足すことがあります
※D×Pにおける面談は、「一方的に審査する場」ではありません。D×Pと応募者の方がお互いのことを知って、ともに働いていけるかを模索する場です。
D×Pでの働き方や仕事について、聞いてみたいという皆様へ
D×Pの採用募集にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます!
D×Pでの働き方や仕事について、選考ではなくカジュアルにお話しする場をご用意しています。
ぜひ一度ざっくばらんにお話しませんか?
お問い合わせ
当求人に関するご質問や不明点はdreampossibility+mid@recruit-mg.com(担当:黒瀬)までご連絡ください。