いつもD×Pを応援いただきありがとうございます。
2025年4月8日(火)からクラウドファンディングをスタートしました。
D×Pでは全国の若者の助けを求める声に応えるため「闇バイトから狙われる前に、困窮する若者に支援を|D×P寄付募集・春」と題して、2,000万円を目標に、5月30日(金)まで支援を募ります。
苦しくても親を頼れない若者たち。物価高が生活をさらに圧迫
終わらない物価の上昇は、食品や日用品、家賃といった基礎的な生活費に軒並み影響を与えていますが、特に深刻な影響を受けるのが、困窮する若者たちです。
困窮する若者の多くは、親の収入が不安定で仕送りが見込めない、もしくは自分が実家に仕送りしないといけない、虐待を受けるので実家に帰れない、など、親に頼ることができない状況に置かれています。
そこで「今日、食べるものに困る」「明日の生活用品に困る」そんな緊急度の高いケースに、D×Pは随時、食糧支援・現金給付を実施。
これまで提供してきた食糧は30万食以上、現金は9,700万円(2020年〜2024年)を超えました。SOSに応え続けるには、さらに多くの資金が必要です。

「ご飯を食べたい」「誰かに話を聞いてほしい」そこに忍び寄る闇バイト
困窮する若者を支援する制度は存在しています。しかし、若者が制度を知らなかったり、公的機関へ相談に行くこと自体のハードルが高く、結果的に若者が制度につながらないことがあります。
こうして、若者たちは困窮と孤立を深めていきます。明日のご飯を食べるためにお金がほしい、誰かに話を聞いてほしい。藁にもすがる思いで、若者たちは新たなつながりを求めます。
そこに潜み、若者を狙うのが闇バイトです。
2025年2月、D×Pが相談者を対象に行なったアンケートでは、若者の約40%が「実際にあやしい求人を見たり誘われた経験がある」と答えました。(調査対象:「ユキサキチャット」利用者512名) また、そのうちの約30%が、闇バイトに誘われても「相談しない / 判断できない」と回答しました。
「相談しない/判断できない」と回答した若者のなかには、誘われてもどう対処すれば良いかわからない、もし意図せず誘いに乗ってしまっても、怖くて誰にも相談できない、という声がありました。こうした若者たちは実際に犯罪に巻き込まれると、悪循環のなかから抜け出せなくなります。

また「この先、どうなってもいい」という嘆きもありました。困窮する若者たちの間には、誰にも頼れず、将来を見通せず、生きることに希望を見出せない深い絶望感が広がっています。
オンライン相談 “ユキサキチャット” が新しい頼れる先になる
D×Pのユキサキチャットとは、全国の若者がLINEを使って進路や就職・生活相談ができるオンラインサービスです。
親や周囲を頼ることができない全国の13歳~25歳までの若者から、LINEを通じて日々相談が寄せられています。顔が見えないからこそ、気軽に、いつでも、どこからでも頼ることが可能です。
届いた相談に対して、食糧支援・現金給付を組み合わせて関係性を構築し、生活の安定と孤立を抜け出すサポートをしています。所持金がない、1日1食しかとれないといった若者のためのセーフティーネットとして機能しています。
現在、ユキサキチャットに闇バイトに関する具体的な相談が多く届いているわけではありません。しかし、当事者にとって闇バイトのような問題は誰にでも公表できることではなく、見えないところで悩んでいたり、犯罪に巻き込まれているケースが多く存在するかもしれません。
なにより、闇バイトに狙われるほど孤立と困窮を極めている若者たちがたくさんいることこそ、何よりの課題だと捉えています。そのような状況に陥る前に、1人でも多くの若者を支援につなぐことが重要です。
相談件数は急増していますが、支援を届けるべき若者はそれを遥かに超えて存在します。しかし、オンライン相談支援は既存の補助金制度の対象になりにくいため、もっと多くの若者たちに支援を届けるには皆様からのご寄付が必要です。
誰にも頼れない若者たちは、いまも新たなつながりと支援を求めています。闇バイトに狙われるほど孤立と困窮を深める前に、新たな頼れる先を届けるため、私たちの仲間になっていただけますと幸いです。
あたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。

【クラウドファンディング概要】
・目標金額:2,000万円
・募集期間:2025年4月8日(火)~5月30日(金)
・資金使途:①食糧支援:1人あたり約30食をすぐに届ける②現金給付:相談者の状況に合わせて提供③スタッフの採用・人件費:多くの若者からの相談に対応するためのチーム体制構築④政策提言:オンライン相談窓口の設置に向けた活動
・形式:寄付金控除型 / All in形式