3/17(月)コラボイベント:女性の生きづらさの背景に何があるのか【参加申込受付中】

オンライン相談事業を運営するD×Pと風テラスが、社会的孤立・孤独に直面する人々のリアルを語るイベントです。

今回のイベントでは、多様化する社会問題に向き合うオンライン相談事業の現場から、利用対象者やサポート内容の異なる2つの事業「ユキサキチャット」と「風テラス」の相談員が、『女性の生きづらさの背景に何があるのかをテーマに語ります。

”女性の生きづらさ”という言葉が独り歩きして、本当に支援を求めている人たちがどんな人たちなのか見えづらくなっています。

オンライン相談について、そして女性の生きづらさを取り巻く状況について知る機会になっていただければと思っています。

開催概要

開催日時

3月17日(月)12:00〜13:00

こんな方におすすめ

  • 特に女性支援に関心のある人、アウトリーチの方法に関心のある人
  • オンラインでの相談対応のノウハウや課題について知りたい方
  • 女性の社会参加や自立支援に関心のある方

お話すること

オンライン相談事業を運営している2団体の事業内容をご紹介します。

2018年からLINEを使ったオンライン相談事業を行っているD×Pの「ユキサキチャット」と2020年からオンライン相談事業を行っている風テラスのそれぞれのオンライン相談事業が何を目的にどういう体制でどんな方々のサポートをしているのかをお伝えします。

その後、2つの団体の相談員が「女性の生きづらさの背景に何があるのか?」というテーマでクロストークを行います。

実際にどんな相談が来て、どのように対応しているのか?
オンラインだからこそ受けている相談とはどんなものか? などなど

様々な切り口で現場のリアルと、女性が直面している生きづらさの背景をお伝えできればと思います。

皆さまからの質問にお答えする時間もあります。

参加費

無料

参加方法

Zoom

当日朝(もしくは開催の1時間前までに)、お申込いただいたメールアドレスに参加用URLをお送りします。

参加に必要なもの

  • PCまたはスマホ(資料・映像を共有しながら進行するためPCを推奨します)
  • スマホからZoomに参加される場合は、Zoomのアプリをご用意くださいませ
  • 通信回線が安定したネット環境

登壇者

ゲスト

米盛 菜美(よねもり なみ)
NPO法人風テラス(フウテラス)事務局長

鹿児島市出身。高校中退後、大検(当時)で大学進学。
大学卒業後は、新聞記者として配属先の名古屋や岐阜で警察や裁判の取材に忙殺される中、NPOなど草の根の活動を続ける方々にも多くふれあい、「一つのテーマをずっと追い続けること」に憧れがあった。

育児などで退職したものの、コロナ禍の閉塞感の中で、2021年に風テラスのボランティアに参画。食糧支援や相談事業のサポート、広報などをへて、2024年より事務局長を拝命。


ゲスト

さとうさん
NPO法人風テラス SNS相談員リーダー&通話相談員

知的障害者通所生活介護の支援員としての勤務経験の中で出会ったアート活動を通じ、精神障害の方と関わることが増えていく中で当事者の作品を通じ内面世界を知ったり、関係性を構築する中で、この方達が生きやすい世界とはなんだろうと考え、ソーシャルワーカーを目指すこととなった。
学びを進める中で風テラスの存在を知り、風俗で働く女性は、困った人ではなく、困っている人。働く人が一番自分の仕事を許せていないことで、相談がどこにもできず、福祉につながれないことを知る。

普通を求めるこの社会の生きづらさ、終結への決断ができなければ繋がれない福祉へのハードルは相当に高いだろうと感じ、風俗で働く女性たちにとって一番ハードルの低い福祉でありたい(なりたい)と考え入職。
風テラスでは、SNSを使用したチャット相談と電話相談、行政への連絡や連携先とのケース会議など行っている。


玉井 慎太郎 (たまい しんたろう)
認定NPO法人D×P(ディーピー)ユキサキチャット事業部 マネジャー

メーカー勤務の新卒社員が、教員への転職を目指し通信制大学で教職課程を学ぶ。同時にD×Pのボランティア「コンポーザー」として通信制・定時制高校の生徒と関わり、「否定せず関わる」を大切にすることで生まれる「一人間同士のコミュニケーション」の面白さに気づく。

生徒との関わりを通じて、若者の可能性と社会の課題に触れ、2017年にD×Pに入職。定時制・通信制高校での事業運営を経て、2021年からユキサキチャット事業部で相談対応、事業計画、外部連携、採用など幅広い業務を担当している。


ユキサキさん
認定NPO法人D×P(ディーピー)ユキサキチャット事業部 相談員

学生時代から福祉を学び、新卒では、就労移行支援にて、障害のある方に対する就職のサポートを行う。仕事をする中で、既存の制度からこぼれ落ちてしまう方々が多くいることを体感する。制度の狭間に置かれてしまいがちな若者たちが、どうにか生きていけるような社会をつくりたいという思いで、2024年4月にD×Pに入職。

ユキサキチャットでは、主に経済的に困っている若者のケースを担当。チャット相談を中心としながら、必要に応じて、社会保障制度の案内、関係機関連携などを行っている。相手の置かれている背景を想像して、ひとりひとりに合った言葉がけをすることを大切にしている。


NPO法人風テラスについて

全国に40万人以上いるとされる性風俗で働く女性が、「安心してどんなことでも相談できる」SNS相談窓口を運営しています。2015年に東京都内の性風俗店の待機部屋に、ソーシャルワーカーと弁護士が出向いて相談を受けるアウトリーチが活動の始まりです。その後、コロナ禍を機にSNS相談窓口を導入し、沖縄から北海道まで様々な地域からの相談に対応しています。週4日はチャット相談、このうち週1日は弁護士とソーシャルワーカーによる通話相談を実施し、毎月延べ300件前後の相談が寄せられています。

2024年は相談者数が過去最多の延べ4,939人に達し、現在、相談体制の継続や拡充のためのクラウドファンディングを実施しています。(3月23日まで)

クラウドファンディングページ
https://congrant.com/project/futeras/15097
団体ページ
https://futeras.org/

D×P(ディーピー)の「ユキサキチャット」について

不登校・中退・経済的困難など、さまざまな境遇にある10代を孤立させないために活動する認定NPO法人DxP(ディーピー)が運営するLINEを使ったオンライン相談事業です。

不登校・虐待など困難を抱えた13歳~25歳までの全国の若者を対象にしており、親に頼れず孤立する若者が抱える進路、不登校、生活困窮などの悩みに対して、安心して相談できる場を提供することを目的としています。

累計登録者数は現在15,000名を超え、全国からの相談が寄せられています。「物価高なので1日ごはんを食べずに節約している」「所持金が5,000円しかなく、電気代や水道代を滞納している」「親にアルバイト代を取られ、家賃が払えない」など、深刻な生活困窮の声が日々寄せられており、こうした若者の生活の安定と次の一歩を支援しています。


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