コミュニティ・バンク京信からのご融資をいただきました

孤立するユース世代の支援を行なう認定NPO法人D×P(ディーピー)は、2024年9月4日付けで、コミュニティ・バンク京信(新大阪支店)より1,000万円の融資を受けました。

D×Pは、コミュニティ・バンク京信の「コミュニティバンクとして金融サービスを通じて地域社会に新たな社会的紐帯(ちゅうたい)、人々の絆を育む」というミッションに共感しており、第1回の融資が実現したことをとてもうれしく思っています。

いただいたご融資は、D×Pの新事業・繁華街の若者に新しいセーフティネットをつくる「ユースセンター」や、無料のオンライン相談「ユキサキチャット」の運営資金といたします。

コミュニティ・バンク京信 新大阪支店 支店長 塚田英城様よりコメント

民間主導でこういった社会課題に正面から向き合う姿にとても感銘を受けました。これからも共感者を増やし一人でも多くの方へ継続した支援ができることを願っています。

認定NPO法人D×P 理事長 今井紀明よりコメント

12年ほどNPO経営をしてきましたが、NPO法人が融資を受けづらい状況がいまだに続いています。経営実績のあるNPO法人に対しても融資枠が限定されていると聞き及んでおり、資金調達の手段が多様化していない現状を変えていきたいと思っています。この度、京都信用金庫様が融資を決めていただいたことはとても大切な一歩であり、時代の変化も感じています。また、これからNPO経営をしていく次世代のためにも一つの実績になると思います。こうして実績を重ねながら、NPO法人が融資の選択をとれる未来を拡げていきたいです。

認定NPO法人「D×P(ディーピー)」について

認定NPO法人D×P(ディーピー)は、経済的困難、中退、虐待など、さまざまな困難な環境下にあるユース世代(13歳〜25歳の若者)の孤立を解決するために活動しています。繁華街とLINE相談で彼らと出会い、困った時に頼れる人とのつながりをつくります。公的機関だけでは補いづらい部分をカバーするため、民間からセーフティネットをつくり、多様な機会(人・企業・地域)を活かしつなぎ、世の中にまだない機会をつくります。

当団体では、主に2つの事業を行なっております。

①大阪ミナミの繁華街での居場所事業
大阪ミナミの繁華街(通称グリ下)に集まる、家庭や学校に居場所がない若者が安全に過ごすことができる「ユースセンター」を開設しています。食事の提供やゲームや漫画、音楽などを通して若者がゆっくり過ごすことができる空間をつくっています。生活支援だけでなく、行政や医療機関、専門機関などと連携し、悩みに寄り添いながら伴走支援をしています。

②LINE相談事業「ユキサキチャット」
全国の13~25歳の若者が、進路や中退、生活相談ができる窓口を運営しています。特に経済的に厳しい若者には食糧支援・現金給付を実施。食糧支援で目の前の生活を安定させ、就職や進学、公的機関へのリーチなど、本人が次の一歩を進めるように伴走します。

公式サイト:https://www.dreampossibility.com/

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